故人が喪主の父母の場合
お悔やみの言葉は焦らずにゆっくりと、心を込めて静かに話しましょう。
うまく話そうなどと気負う必要はありません。
遺族に香典や供物を差し出す際には、霊前に供えてもらうように伝えます。
挨拶
このたびはまことにご愁傷様でございます。
ご連絡をいただいて本当に驚きました。
心境
○○さんのお父様には生前、大変お世話になりました。
数年前にお会いした時にはとてもお元気そうでしたのに、非常に残念です。
お亡くなりになった時のことを少しお聞きしましたが、ご立派な最期だったそうですね。
結び
ご家族の皆様もさぞお力落としのことでございましょう。
心中お察し申し上げます。
こちらはほんの気持ちばかりですが、ご霊前にお供えください。
故人が友人の場合
友人だからと、大勢でおしかけることは避けましょう。
あわただしい遺族に配慮して、友人代表として弔問した旨をお伝えします。
また、友人という気軽さを強調し、お手伝いも申し出ましょう。
挨拶
このたびは、ご愁傷様でございます。
とるものもとりあえず、急いで参りました。
弔意
私は高校時代の同級生で○○と申します。
ご連絡をいただいて、本当に驚きました。
学生時代の元気な姿を思い出すと、本当にまさかという気持ちです。
お忙しいところに大勢でおしかけて、ご迷惑になってはいけないと思い、本日は私が○○さんの友人代表として参りました。
手伝いの申し出
微力ではございますが、なにかお手伝いできることがございましたら、ぜひご遠慮なくお申し付けください。
故人が上司の場合
遺族と面識がない場合などは、簡単に故人との関係を述べます。
会社関係だと事務的な挨拶になりがちですが、公私ともにお世話になった親しい間柄であったことなどを伝えるとよいでしょう。
挨拶
このたびは、まことにご愁傷様でございます。
私は株式会社○○の○○と申します。
弔意
○○部長には公私ともに大変お世話になっておりました。
入院中に何度かお見舞いに伺いましたが、その際はお元気に振る舞っておられましたので、退院も早いだろうと勝手に思っておりました。
本当にまさかという思いです。
仕事熱心で信頼の厚い方でしたのに、本当に残念です。
手伝いの申し出
今日は部長を慕っております若手の社員を連れて参りましたので、お役に立てることがございましたら、何なりとお申しつけくださいませ。