自宅で葬儀を行う場合の注意点
①スペースが必要
自宅で葬儀を行う場合は、祭壇を飾る部屋、お坊さんの控室や弔問客を迎える受付など、スペースが必要になります。
②食事の手配が必要
通夜振るまいや精進落としなどの手配も必要になります。
③神棚の扉を閉めてその上に白紙を貼る(神棚封じ)
神棚が祀られている場合は、忌中が明けるまでの間、扉を閉めて前面に白紙を貼って神棚封じをします。
神道では、死を穢れと考えられています。
穢れは気枯れともいい、浮上のものとされてきました。
亡くなった後、最も身を慎まなければいけない忌中の間は、その穢れから守るために、神棚を封じます。
忌中は、仏教では49日で、神道では50日までとなります。
なお、その間は、神社へ参拝してはならず、鳥居もくぐってはいけないとされています。
④玄関に忌中札を下げる
忌中であることを表すため、玄関には、裏返した簾に貼った忌中札を下げます。
最近は、忌中札を下げない家庭もあります。
⑤道案内をする
会葬者の案内のために、最寄りの駅などから、自宅までの道案内に世話役が立ちます。
また、道順を示した紙を貼ります。
⑥参列者の記録を付ける
あとで香典返しや引き出物をする際に必要になるため、参列者用の芳名帳、香典や供花、供物の記録をつける記録簿を用意します。
⑦参列者用の受付を用意する
会場の入り口を設営して、参列者用の受付を用意します。
庭先にテントを設営することもあります。
参列者は香典を受付で渡すことが多いです。